本人の収入、今後の計画次第です
まずは、それぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう
個人名義
メリット
- 家賃収入を自由に使える
- 自分で確定申告ができる(会計士へと依頼する必要がない)
- モーゲージの利率が法人よりも低い(例:同じ物件でLTV75%の場合:法人で3.30%、個人 2.70%等)
デメリット
- 新たな税率制度(Section 21)により、モーゲージを非課税対象にできない。そのため高額納税者(40%の所得税)への負担が増加
- 20%の納税者であっても、法人と異なり計上できる経費が限られている為、ほぼ20%全額支払う必要がある
法人名義:
メリット
- Section 21対象外。そのため、モーゲージや、各種費用を差し引いた利益に対して税金が課税される。
- 費用等を計上することにより、大幅に税金の支払い額を抑えることが可能
- 法人税は現在19%となり、これ以上の課税はない。
デメリット
- 家賃収入を個人で気軽に使用することはできない。
- 会計士による確定申告が必要となるため、料金が発生する(年間GBP 1,000-1,500は必要)
- モーゲージの利率が個人購入よりも高い場合が多い
- キャピタルゲイン税が法人の方が高い
- Remorgage にSolicitorへの依頼が必要となるため、毎回1500GBP の費用が発生する(個人名義はMortgage Broker 料金のみ)
まとめ
所得税率、今後どのような計画かにもよるが、基本40%の高額納税者は法人名義での購入を検討したほうが良いかと思われる。
一般納税者(20%)→ 1~2件だけ、年金用に購入したい → 個人名義
5件以上のポートフォリオを目指す → 法人名義
最初の1~2件のみ個人名義で購入し、それ以降はは法人名義
高額納税者(40%)→ 基本法人名義のほうが良いが、1~2件のみ年金用に購入するのであれば、会 計士向けの費用が高くなるため、どちらら適しているのかよく検討したほうが良い。
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